電気通信大学大学院を修了できそうです
編入学してから卒業までを振り返って行こうと思います.
一番感じたことは,いい大学に行くのももちろん大事なんですが,どの大学に行っても,自分でいかにいい方向(楽しい方向)に持っていけるかが大事だなぁ っていうことです. なんとなく過ごしてたらまじでもったいない.
編入直後
編入してからは単位認定に励んだのですが,結構認定してもらえました.先生がとても協力的だったのが幸運でした.
勉強
電気電子工学科から,情報系へ入ったのですが,高専でもOSの話とか信号処理,アルゴリズムはやってたのでそこらへんも認定してもらえて,学部の授業は本当に学びたいことだけを学べました.
データベース論や,ネットワーク系,あとはプログラミング言語の話などなど. もちろん3年生なのに2年生に混じって英会話したり,1年生に混じって保険の授業受けたり,1・2年生に混じって体育(スキー合宿)したりもしてました. 結構一般教養科目を取らないといけないので時間割は他の3年生に比べるとパツパツでしたが,楽しかったです.
電通大の1類 コンピューターサイエンスコースの実験はとっても良い授業で,こんなことやりました
- Verilog-HDL使って論理回路作る
- オブジェクト指向の勉強でJavaでお絵かきソフトを作る
- Yaccとか使ってコンパイラを作る
- 隠れマルコフモデルを実装する
- WireShark使ってパケットを見る
- RDFトリプルを扱うプログラムを書いて,構造化データを検索するプログラムを書く
- 簡単な自然言語処理
すごい楽しかった...またやり直したい.
サークル・部活
サークルではありませんが,高玉研究室でやっているARLISSというプロジェクトに編入生の先輩つながりで参加しました. 大学やってよかったことの1つは,このARLISSへの参加です.
アルバイトが23時に終わってから実験を行うようなハードさで,めちゃくちゃしんどかったですが,めちゃくちゃ楽しかったし,この動画はいつみても「あぁ〜〜あのときは頑張ってたなぁ〜〜〜」って思える最高の動画です...
アメリカのブラックロック砂漠で,自分が作ったロボットがロケットに積まれて発射され,無事に着陸して走り出したときは感動しました.
学部4年の 研究室生活
研究室は今流行りのAIとビッグデータを謳う研究室へ.
学部3年生のときからテスト勉強を一緒にしてた友人3人が同じ研究室だったので最高に楽しめました.
ビッグデータ!AI!というよりは,IoTシステムを作ることが多く,実装が好きな自分にとっては良かったのかもしれません.
休学期間
学部4年から働き始めたベンチャーで1年間もがくために,休学しました. 大学でやってよかったことの2つ目はこの休学でした.
ずっとそのベンチャーだったわけではありませんが,総じてとてもいい経験ができました.
2社での長期的なインターン(業務委託みたいな感じ)と,リクルートでの短期インターンを通して
「どういう会社で働きたいんだ?」「どういうことができるようになりたいんだ??」「何が好きなんだ?」
みたいなところがクリアになったと思います.
修士生活
最初の1年はM2になったB4の時の同期と仲良く研究室生活を送っていたのですが,僕がM2になると仲が良い人はみんな卒業したので,最後はとてもさみしい一年間でした笑
研究一筋!というよりは,自分の時間を大切にして,英語の勉強やサマーインターン,アルバイトにも注力してました. そういうところに注力できるくらい,時間に関してはゆるい研究室を選んだのは良かったと思います.
研究もM1の最初はやりたいことができてないと感じてましたが,最後はあれよあれよとやりたい方向に寄っていくことができたと思います.
満足の行く成果はありませんが,どうにか後輩が発展させてくれるといいなと思っております...
大学院は授業もいいのがありました.
ハイパフォーマンスコンピューティングの授業は,アルゴリズムとか計算量じゃなく,実際にプログラム的にどう高速化できるのか,という話で,SIMDやOpenMPを使ったプログラムを書いたりしました. CUDAとかもやって,「なるほどーーーむずい」って感じで,評価は「可」でしたww
ソフトウェアセキュリティの話はめっちゃ面白かったです. どうやって攻撃してるのか,その防御方法は?みたいな話をしてくれてました.
まとめ
編入して,休学期間も合わせて5年間の大学・大学院生活でしたが,とても良いものでした. 支えてくれた家族には感謝しかない.
4月からの社会人も頑張ろうと思います!!
春休みは手を付けにくいようなことを頑張ってやります!!OS自作入門とか,CPU創る本をやる予定です!!!
おすすめの本があったら教えて下さい!!